「紙箱の作り方」カテゴリーアーカイブ

特殊な紙箱

元は別ブログに書いた記事ですが、こちらの方がふさわしいので若干書きなおして転載します。

仕切りで中が6個に分かれている箱です。一枚の紙から作っています。

ある意味、パズルや知恵の輪を解くような感覚で、こういう物を作ります。平面から3Dの形を作っていく過程がけっこう好きです。

実はこのサイト上部の写真は、この箱を展開した写真なのですよ!これは必要とする紙の大きさが半端じゃないので、ホームページでのプログラム化は難しそうです。

試しに箱を作るときには、こんな本も参考にしています。私が持っているのは古いバージョンです。文字での説明はほとんど無くて、ひたすら箱の展開図が載っている本です。

付属のCDにデータも入っているのですが、設計がかなり甘いです。新しい版では良くなっているのかもしれません。でも、とりあえず紙に印刷して組み立ててみれば、どこがダメなのかも分かるので、一応データも使ってみています。

紙箱を作るコツ

紙箱を作る上での「コツ」をいくつか紹介します。

  • 厚手の紙を使うと丈夫な箱に仕上がります。大きさにもよりますが、四角い箱ならば、160 g/m²以上の紙が良いでしょう。できたら、300 g/m²ぐらいのしっかりとした紙が良いと思います。(ただし、プリンターによっては、厚紙に対応していないものもあるので、事前にマニュアル等で調べてください。特にレーザープリンターでは、仕様にない厚紙を入れると壊れる可能性があるので気をつけてくださいね。)
  • 特に色のついた紙に印刷すると、綺麗になります。
  • 印刷した展開図は、ハサミでもカッターでも、どちらで切っても大丈夫です。細かい部分はカッターで切った方が綺麗になります。
  • 印刷面が内側になるように折るといいでしょう。折る前に鉄筆などで折り目をつけると綺麗に折れます。この時、定規を使ってください。
  • 接着面があるときは折り目をつけた後に、接着します。糊は、紙が薄い場合はスティックタイプの糊、厚い場合は木工用ボンドが良いでしょう。